糖尿病予備軍と呼ばれる基準

一日の血糖値が平均的に高い人を総まとめにして「糖尿病予備軍=プレ糖尿病=かくれ糖尿病」と呼ばれています。

「糖尿病予備軍」と呼ばれた方の半数の人は、やがて2型糖尿病になりやすく、また「予備軍」と言われてから10年以上改善出来なかった場合、ほぼ全員が2型糖尿病になると言われています。

メタボとか糖尿病予備軍と言われ時点で諦めずに、それまでの生活習慣を改善すればその状態から脱出することも可能です。

厚生労働省の平成19年国民健康・栄養調査によると、糖尿病予備軍は約1320万人+糖尿病が強く疑われる人は約890万人=約2210万人と推定されています。

そして、その糖尿病予備軍の中で男性の場合、40代11%、50代16.7%、女性の場合、40代10.4%、50代20.8%占めています。

厚生労働省の疫学調査では、過去2ヵ月の平均血糖値を示すヘモグロビンA1C(エー・ワン・シー)が使われていますが、「糖尿病の可能性を否定できない人=糖尿予備軍」のA1Cは5.6%以上~6.1%未満となっており、これを推定平均血糖値(eAG)にすると、概算で122mg/dl以上~137mg/dl未満になります。

健常人の早朝空腹時血糖は、おおよそ100mg/dl以下ですから、やはり予備軍は危険ゾーンと言えます。




02-gr-01.gif