糖尿病の薬物治療:チアゾリジン薬

骨格筋および肝臓におけるインスリン抵抗性を改善し、インスリンの相対的な作用を高めて血糖値を下げる。薬剤自体がインスリンの分泌を促すわけではないので、単独使用で低血糖の危険は少ないという特徴がある。

•インスリン受容体に作用してインスリン抵抗性を改善する。肝で糖産生が抑制され末梢で糖利用が高まる。

•インスリン抵抗性改善による血糖降下作用を示し、単独での低血糖はほとんどみられないが、低血糖がある薬剤との併用には注意。

•副作用として肝機能障害、浮腫、心不全、肝障害、体重増加に注意する。

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