糖尿病と血管

糖尿病になると、高血糖から血管に負担が生じ、いろいろな疾病リスクを大きくします。

糖尿病は動脈硬化の症状を悪くさせると分かっています。

さらに進むと心筋梗塞や脳梗塞など命にかかわるような重病を呼び寄せるリスクがあります。

糖尿病患者と糖尿病ではない人を比較すると、脳梗塞にかかるリスクは3倍ぐらいの差があるとされます。

心筋梗塞も、糖尿病の症状に神経症があるため、一般の人よりも発症率が上がります。

閉塞性動脈硬化症といわれる足の血管に起こる障害も、糖尿病患者はそうでない人よりも3倍なりやすいみたいです。

動脈硬化は高血圧が原因の事も多いのですが、糖尿病の血糖値コントロールも非常に大切です。

とくに高血圧や動脈硬化などは自覚症状もわずかであり、治療を放置したままでいれば急性発作を起こして死ぬかもしれない怖い病気です。

日常生活から食事療法などで気をつけることが不可欠です。

さらに、糖尿病の検診も定期的に受け、早期発見に努めましょう。

仮に血管内にダメージを受けていても素早く対処できるはずです。

血管を正常な状態に維持することは健康で長生きに結びつきます。



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